1人で留守番していた女子児童の胸をなめるなどわいせつな行為…児童の後をつけて家を特定、チラシ配布装いカッターナイフも購入 元県職員に拘禁刑2年6か月を求刑

今年6月、民家を訪ね、一人で留守番をしていた女子児童の体を触るなどしたとして逮捕起訴された元島根県職員の男の裁判が20日に開かれ、拘禁刑2年6か月が求刑され即日結審しました。 求刑されたのは島根県土木部下水道推進課の元職員で松江市上乃木の無職の男(39)です。 起訴状などによりますと、被告は今年6月5日午後4時頃、県東部に住む当時9歳の女子児童の家のインターホンを押し、出て来た児童が13歳未満と知りながら胸をなめるなどしたとして、不同意わいせつと住居侵入の罪に問われていて、県は先月11日付で被告を懲戒免職の処分にしています。 20日の裁判で被告は、「間違いありません」と起訴内容を全て認めました。 検察側は、児童の後を付けて家を特定した被告が、チラシ配布を装おうとしたり抵抗されないようカッターナイフを買ったりしていて、計画的犯行だったと指摘。 児童を性欲のはけ口にし、保護者の処罰感情も厳しいとして、拘禁刑2年6か月を求刑しました。 弁護側は、「被告が転職で県職員になってからうつ病を発症し仕事を休みがちになっていた。犯行を認め深く反省している」などと執行猶予付きの判決を求めました。 最後に被告が、一生拭えない心の傷を児童に負わせてしまい深くお詫び申し上げますなどと謝罪し、結審しました。 判決は今月28日に言い渡されます。

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