盗撮疑いの高校教諭 前任校でも10台以上のカメラで犯行繰り返したか 栃木

勤務する栃木県内の高校の女子更衣室に小型カメラを設置して女性を盗撮した疑いで教諭の男が逮捕された事件で、男が前に勤務していた高校でも10台以上の隠しカメラが見つかったことが22日、警察の話で分かりました。 この事件は、宇都宮市福岡町の高校教諭、古口大輔容疑者38歳が8月上旬ごろ勤務する県内の県立高校の女子更衣室に侵入し、動画が撮影できる自作の小型カメラを設置して着替える女性を盗撮した疑いで逮捕されたものです。 校内からは、天井の点検口に穴をあけるなどして隠して設置されたカメラが20台以上見つかっています。 この事件を受け県教育委員会は、県立高校79校に不審なものがないか一斉点検を指示していて、古口容疑者が以前、勤務していた高校には、前もって調査を行うよう要請していました。 捜査関係者によりますと前任校の女子トイレと女子更衣室などから盗撮目的とみられる10台以上のカメラが見つかったということです。 給電できる状態で設置され、動画を記録するSDカードがほとんど、そのままの状態となっていたということです。 県教育委員会は22日、一斉点検の結果を発表し、古口容疑者が以前勤務していた2つの高校のうち、1校から11台のカメラが見つかったと発表しました。警察の調べに対し古口容疑者は関与をほのめかす供述をしているということです。 また、関係者によりますと、今年度の教職員名簿には古口容疑者に休職中の記載があり、警察は、犯行と休職の時期の関係を調べるとともに数年前から盗撮をしていた疑いがあるとみて捜査しています。

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