【神戸女性刺殺事件】搬送先病院の看護師「顔の蒼白具合が厳しいだろうなと」 谷本容疑者は事件3日前から休暇をとり現場近くのホテルに…犯行前日も女性の職場付近を徘徊か

逮捕された男は、事件前日にも女性の職場付近を徘徊していたとみられることが新たにわかりました。 8月20日の夕方、神戸市中央区で撮影された防犯カメラの映像では、リュックサックを背負った男が、急ぐ様子で車道を横断する様子が映っています。 男は正面のビル入口をのぞき、画面の右方向へ歩きます。直後にビルから出てきた3人組の女性のうち、建物側を歩いているのが被害女性とみられています。その後、1人になった女性の後を追うように男は画面奥の方へと消えていきました。 男は、神戸市のマンションで会社員の24歳女性を殺害した疑いで逮捕された谷本将志容疑者(35)とみられています。 警察によりますと、女性はオートロックの扉が閉まる前にマンションに入ってきた谷本容疑者にエレベーター内で胸などを数回刺されたとみられています。搬送された病院の看護師は… (看護師)「結構大量出血していたので、顔の蒼白具合が厳しいだろうなと」 捜査関係者によりますと、女性は20日午後6時半ごろ勤務先を出て郵便局とスーパーを経由し、電車を乗り継いで自宅マンションへ向かったとみられています。その間約50分にわたり女性のあとをつけていたとみられる谷本容疑者。女性について問われると「全く知らない人です」と話しているということです。 ではなぜ面識がなかったとみられる女性を狙ったのか。谷本容疑者は事件3日前の8月17日から休暇をとり、神戸市内にある現場近くのホテルに滞在していたとみられています。 8月19日、犯行前日の防犯カメラの映像には、谷本容疑者とみられる男が電話をしながら歩道を歩いている様子が映っています。その後、建物の前にしゃがみこんだ男は女性の勤務先の方向を眺めているようにも見えます。約4分間にわたりしゃがみ込んだ後、再び歩き出します。その後も終始電話をしながら、女性の勤務先の東の方角へと歩いていきました。 捜査関係者によりますと、その後の捜査で、谷本容疑者は事件前日にも女性の勤務先周辺を徘徊していたとみられることがわかっていて、警察は事件に関連する行動とみて谷本容疑者の足取りを詳しく調べています。

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