大阪府警は30日、大阪府内の集合住宅の一室で8月下旬、出産した女の赤ちゃんを窒息させて殺害したとして、18歳のアルバイトの母親ら2人を逮捕したと発表しました。 殺人の疑いで逮捕されたのは、大阪府内に住むアルバイトの母親(18)と、交際相手の建設作業員の少年(19)の2人です。警察によりますと、2人は28日午後7時ごろから午後9時ごろの間に、府内の集合住宅の一室で、生後間もない娘の赤ちゃんをゴミ袋に入れて袋の口をふさぐなどして、赤ちゃんを窒息させて殺害した疑いがもたれています。 赤ちゃんの身長は55センチ、体重は4209グラムで、司法解剖の結果、死因は窒息でした。 母親の親族から「生まれた子どもが息をしていない」と119番通報があり、事件が発覚。2人が殺害をほのめかす供述をしたことから逮捕に至ったということです。 母親は警察の調べに対し、「生まれた赤ちゃんをゴミ袋に入れて、その口を結びました。赤ちゃんは育てられず、両親にも妊娠を相談できていなかったので、どうしていいかわかりませんでした」と容疑を認めているということです。 一方、交際相手の少年は「彼女と赤ちゃんを窒息させて殺そうと話し合い、僕が赤ちゃんをいれたゴミ袋の口を結んでふさぎました。でも30秒もしないうちにゴミ袋をあけた」と容疑を一部否認しているということです。 警察が当時の詳しい状況を調べています。