俳優・黒沢年雄さんが2025年8月31日、好意を抱いた女性を殺害した事件を巡り、「極悪人を野放しにしている法律そのものが絶対おかしいでしょう!」などとブログで怒りをあらわにした。 ■「この意見に反論の余地はない!」 黒沢さんが念頭に置いているのは、神戸市のマンションで24歳の女性が殺害された事件だとみられる。複数の報道によれば、殺人容疑で逮捕された35歳の男は、「好みのタイプの女性だと思って後をつけた」と供述したという。 この男は22年にも事件を起こしており、女性の首を絞めたなどでストーカー規制法違反や傷害などの罪で起訴され、執行猶予5年の有罪判決を受けていたと報じられている。 黒沢さんは31日、「再犯者に弁解の余地はない!」と題したブログを投稿。「恨み辛みも何も無く、好みの女性だから殺害する…そのような人間が、一般社会人と同じような生活をしている、その上、以前にも同じような事件を起こし執行猶予中」と切り出した。 続けて、「極悪人を野放しにしている法律そのものが絶対おかしいでしょう!」と怒りを露わにした。さらに、「事件が起こらないと警察は動かない…それでは遅いのに!」とも訴えた。黒沢さんは、次のように提言している。 「人間は平等ですが、障害者であろうと判断能力がなかろうと、再犯を重ねる極悪非道の人間には、アメリカでは監視の為に、身体にチップを埋め込む…日本でも直ぐに実現して安心して暮らせる社会を実現して頂きたい…その様な人間に平等の人権などあろう筈がない!」 最後に、黒沢さんは「皆さん触れたがらない問題だが…この意見に反論の余地はない!」としている。 法務省の公式サイトで08年に公開された「諸外国における性犯罪の実情と対策に関する研究–フランス,ドイツ,英国,米国―」によれば、米国では、性犯罪者情報の登録および公表する制度の「メーガン法」や、GPSを利用した犯罪者の電子的な監視システムを導入しているとしている。 文部科学省が20年6月11日に発表した「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」では、性犯罪者に対する再犯防止の施策として、「仮釈放中の性犯罪者等へのGPS機器の装着等について、諸外国の法制度等を把握した上で検討」とある。