東京都内のタワマン一室に没収保全命令 カジノサイト管理グループ「統括役」が購入…海外カジノサイトの犯罪収益で得た財産と判断か

海外オンランカジノの収益を管理するグループの幹部らが逮捕・起訴された事件で、「統括役」とみられる男が購入したタワーマンションの部屋に対し、没収保全命令が出されたことがわかりました。 この事件は、海外オンラインカジノサイトの収益を管理していたグループの幹部ら9人が、利用客に賭博させたなどとして逮捕・起訴されたもので、このうち倉田善徳被告(42)は「統括役」とみられています。 倉田被告は、オンラインカジノサイトで得た違法な収益であることを隠し、東京・中央区晴海にあるタワーマンションの一室の購入費用として9800万円あまりを使用したとして、逮捕・起訴されていますが、このタワーマンションの部屋について、神奈川県警の請求により、横浜地裁から没収保全命令が出されたことが捜査関係者への取材でわかりました。 タワーマンションの一室がオンラインカジノの犯罪収益で得た財産であると判断されたものとみられ、捜査関係者によりますと、不動産への没収保全命令は極めて珍しいということです。 今後、倉田被告の刑事裁判で有罪判決が出れば、横浜地裁が没収命令を出し、国に没収される見通しです。

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