8月21日夕、那覇市三原のスーパー駐車場の植え込みに乳児が置き去りにされていた事件で、県警は2日、保護責任者遺棄容疑で無職の母親(33)=うるま市=を逮捕した。県警は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。刑事責任能力の有無を含め、慎重に調べている。 県警によると、母親は8月21日午後5時35分ごろ、生後5カ月の娘を植え込みに置き去りにして遺棄した疑いがある。約1時間半後、那覇市松尾の店舗で窃盗事件を起こし、緊急逮捕されていた。その後の捜査で、スーパー近くの防犯カメラに、母親が乗っていたとみられる車が写っていたことや、目撃者の証言などから母親を特定し、保護責任者遺棄容疑で再逮捕した。娘にけがはなく、無事という。