「在籍中の事件、除名すべきだ」 前岸和田市長の永野容疑者逮捕で古巣の維新から批判

大阪府岸和田市の前市長、永野耕平容疑者(47)が4日、官製談合防止法違反などの疑いで大阪地検特捜部に逮捕された。永野容疑者が女性から性的関係を巡り損害賠償請求訴訟を起こされ和解した問題について、当時所属していた地域政党「大阪維新の会」は昨年12月、最も重い除名処分ではなく離党勧告処分を決定した。吉村洋文代表は性的関係を強要されたとする女性の主張について「事実であれば除名だが、和解が成立し事実関係が認定できない」と説明していた。 大阪維新関係者は今回の事件について「(永野容疑者が)在籍中の事件であり、離党後であっても、さかのぼって除名処分を下すべきだ」と主張した。 別の関係者は「不祥事が続出しており、組織のたがが外れている」と指摘。日本維新の会では外部有識者で構成するガバナンス委員会に組織統治の指針作りを委嘱しており、「有効な不祥事対策を急いでほしい」と求めた。

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