ICC、比前大統領の審理延期 健康状態確認へ

【マニラ時事】国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)は8日、23日から予定されていたフィリピンのドゥテルテ前大統領(80)の審理を延期すると発表した。 弁護側は、ドゥテルテ氏が裁判を受けられる健康状態にはないとして無期限の延期を求めていた。 ドゥテルテ氏は、大統領在任中などに麻薬密売人の超法規的殺害を命じたことが「人道に対する罪」に当たるとして3月にフィリピンで逮捕され、ICCに引き渡されていた。23日からの審理では、同氏の裁判を開くかどうかを検討する予定だった。新たな日程は、健康状態を確認した上で設定される。

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