那覇・国際通りのホテルで刺され男性が死亡 20歳息子を殺人未遂疑いで逮捕

8日午後4時50分ごろ、那覇市牧志のホテルで「40代男性が刺された」と、ホテル従業員から119番通報があった。大分県別府市の自営業の男性(46)が客室内で血を流して倒れており、心肺停止状態で本島南部の病院に搬送され、間もなく死亡が確認された。沖縄県警は息子で住所不詳の無職の男(20)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていない。容疑を殺人に切り替え詳しく調べる。 県警によると、息子は8日午後4時45分ごろ、ホテル客室内で刃物で男性の首などを複数回突き刺した疑い。男性の腕などには抵抗した際にできる防御創とみられる傷があり、現場からは凶器とみられる刃物が押収された。2人は家族らと沖縄を訪れており、事件当時、客室内には2人しかいなかったという。 現場は国際通りの中心部で飲食店や土産品店などが立ち並び、多くの観光客でにぎわう。現場となったホテルの別の階に宿泊中だった大阪府の男性(51)は、テレビのニュースで事件を知り「こんな近くで人が刺されるなんてびっくりした」と驚いた表情。 ホテル向かいのアパレル店で働く40代女性は「急に警察が来て何事かと思った。悲鳴などは聞こえず、10人ほどの警察官がホテル内に走っていくのが見えた」と不安そうに話した。

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