阪神高速の高架からケーブル2本窃盗容疑、電気工事会社員ら4人逮捕

阪神高速道路に設置された157メートルのケーブル2本を盗んだとして、大阪府警は9日、電気工事会社員の塗木航史容疑者(25)=大阪府高槻市=ら男4人を窃盗容疑で逮捕したと発表した。 塗木容疑者は阪神高速のケーブルを管理する会社に勤務しており、府警は、業務で知り得た情報を元に盗む場所などを選んでいた疑いがあるとみている。 捜査3課によると、他に逮捕されたのは大阪市生野区や東住吉区のベトナム国籍1人を含む20~43歳の男3人。 塗木容疑者ら2人は容疑を認め、他2人は黙秘や一部否認しているという。 4人の逮捕容疑は6月27日夜~28日未明、別の容疑者と共謀し、大阪府泉大津市の阪神高速湾岸線の高架に設置された157メートルのケーブル2本(約85万円相当)を盗んだというもの。 4人は阪神高速の電気工事を通じて知り合ったといい、府警は塗木容疑者が指示役だとみている。 他の3人は事前に塗木容疑者から渡された鍵を使って高架の作業用通路に侵入。道路下に張り巡らされたケーブルを切断し、車で運び出していたという。府警は売却目的だったとみている。 4人は6月27日、大阪府池田市内の阪神高速池田線でもケーブル4本(約41万円相当)を盗んだとして、8~9月に逮捕・起訴された。 他にも同様の被害が確認されており、府警が関連を調べている。(宮坂知樹)

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