9月7日午後3時ごろ、滋賀県野洲市吉川の琵琶湖で、水上バイクが牽く「トーイングチューブ」に乗っていた男女2人が、岸の近くに停泊していた無人ボートにぶつかった事故があった。 トーイングチューブに乗っていた大阪市浪速区の会社員の女性、稲吉光春さん(29)が搬送先の病院で死亡と確認され、同区の男性会社員(33)が顔面などを強く打ち、意識不明の重体となっている。乗っていたトーイングチューブは、「2人乗りで背もたれがあるタイプ」だったという。 滋賀県警守山署は8日、トーイングチューブを牽引していた水上バイクの操縦者・兵庫県尼崎市水堂町の雑貨販売業、西口勝久容疑者(57)を、業務上過失致死傷容疑で逮捕した。 この3人は知人同士で、この日は衝突したボートで野洲市吉川付近に来ていた。 そこで水上バイクとトーイングチューブに乗り換えて、遊んでいたとみられる。 2人が乗っていたトーイングチューブを水上バイクで引っ張っている最中、沖合約10メートルに停泊していたボートに衝突させた疑い。 3人は知人だが、ぶつけた「水上バイクの操船者」だけが、無傷であった。 警察では、現在、事故原因を調べている。