【伊勢】6人で共謀し、警察署に侵入して保管されていた車のガラスを割ったとして、県警は12日、建造物侵入と器物損壊の疑いで、愛知県知多市つつじが丘四丁目、無職永吉正樹容疑者(44)ら男4人を逮捕したと発表した。逮捕は10日付。 他に逮捕したのは名古屋市守山区幸心三丁目、無職轟木正和(45)▽同県知多市岡田美里町、建設業藤本健斗(32)▽名古屋市名東区照が丘、会社員松原智宏(38)―の3容疑者。 4人の逮捕容疑は昨年11月14日午前3時ごろ、他の男2人と共謀し、伊勢署の敷地内に侵入。証拠品として車庫に保管されていた乗用車の後部ガラスを割った疑い。県警は4人の認否を明らかにしていない。 県警によると、車内には物色された形跡があったという。乗用車は別の事件の証拠品として同署が2日前に押収し、14日以降に車内を捜索する予定だった。 県警は乗用車と永吉容疑者らの間に何らかの関係があるとみて動機を調べるとともに、共謀したとみられる男2人の行方を探している。 当直中の署員は侵入に気付いていなかった。県警の担当者は「警察署の敷地内に侵入され、証拠品を損壊されたことは重く受け止めている。改善すべき点があれば適切に対応する」と話した。