富山県砺波市の80代の女性が警察官や検事を名乗る男からおよそ7300万円をだまし取られる被害がありました。 詐欺の被害に遭ったのは、砺波市に住む80代の女性です。 警察によりますと、今年4月、女性に警察官や検事を名乗る男から「あなたのキャッシュカードと保険証番号が使われている。このままだと逮捕される」と電話があり、通信アプリでのやりとりを求められました。 その後女性は、捜査のためと、暗号資産を購入するための口座を開設して入金するよう指示を受け、今年5月から7月までに8回に渡ってあわせておよそ7300万円を入金。 その後、返金されないことを不審に思い、金融機関に相談して被害が発覚しました。 県内では同様の手口による被害が相次いでいて、県警は警察官が通信アプリを使ってやりとりすることは絶対にないとし、注意を呼びかけています。 一方、高岡市でも40代の女性がSNSからウソの投資話を持ちかけられ、およそ1300万円を騙し取られました。 去年9月、女性のインスタグラムに韓国人を称した人物から「投資でお金を増やさないか」とメッセージがあり、女性は9回に渡って暗号資産を購入し、あわせて1300万円ほどを騙し取られました。 県警はSNSだけでやりとりしている見知らぬ人の話を安易に信じないよう注意を呼びかけています。