油圧ショベルを盗んだ疑いで、ベトナム国籍の男ら2人が山形県警に逮捕された事件で、男らは運搬用の大型トラックをあらかじめ現場に用意し、犯行に及んだとみられることが警察の調べで新たに分かりました。2人の身柄は18日、山形地方検察庁米沢支部に送られました。 盗みの疑いで17日に逮捕されたベトナム国籍で宮城県富谷市の自称輸出業・欅田勝平ことグエン ラム ズン容疑者（53）と福島県南相馬市の無職・欅田光輝容疑者（69）は18日、送検されました。 警察のこれまでの調べによりますと、両容疑者はことし5月31日の夕方から6月1日正午ごろまでの間、福島県二本松市にある建築会社の製材所から時価およそ150万円相当の油圧ショベル1台を盗んだ疑いです。 現場から油圧ショベルを運び出すため、両容疑者はクレーン付きの大型トラックのいわゆる「ユニック車」をあらかじめ用意し、その荷台に移動させて盗んだとみられることが新たに分かりました。盗まれた油圧ショベルはその後、宮城県内で発見されたことも分かりました。 警察は今後の捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていませんが、転売目的の犯行とみて余罪も追及する方針です。