米ABC関連局に銃弾3発、容疑の男を逮捕 人気番組の休止で物議

米カリフォルニア州サクラメントで19日午後、米ABCテレビの関連局の建物に、3発の銃弾が撃ち込まれた。地元に住む男(64)が関与した疑いで警察に逮捕された。 男の動機は不明という。ABCテレビをめぐっては、人気トーク番組の司会、ジミー・キンメル氏の発言をめぐって同氏の番組を無期限休止したことが物議を醸している。 事件が起きたのは、地元局「ABC10」の建物。同局の報道などによると、ロビーの窓に3発が撃ち込まれた。建物内に人がいたが、けがなどはなかった。同局は、ABCテレビとの資本関係はないという。 18日には同局の前で番組休止措置に関する抗議活動が行われ、苦情も届いていたという。 キンメル氏は15日の番組で、右派の政治活動家チャーリー・カーク氏(31)が射殺された事件に触れ、「MAGA(トランプ氏のスローガン「米国を再び偉大に」)の一味は、チャーリー・カークを殺害したこの若者を、自分たちの仲間ではないと描写することに必死で、この事件から政治的利益を得ようとあらゆる手段を講じている」などと語った。(ニューヨーク=田中恭太)

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