【城下尊之 芸能界ぶっちゃけトーク】 羽賀研二容疑者(63)が3度目の逮捕となった。2007年に未公開株を高値で売りつけ債務逃れをしようとした容疑で逮捕され、詐欺と恐喝で実刑判決(懲役6年)を受け、沖縄刑務所に服役となった。 また前妻と離婚した際、所有していた不動産の名義を財産分与の形で譲渡したことが“偽装離婚”による財産隠しとされ、19年に強制執行妨害罪で前妻と共に2度目の逮捕。沖縄刑務所に逆戻りした(懲役1年2月)。 そして今回、前妻名義の不動産を会社名義に変えた虚偽の不動産登記による強制執行妨害目的財産損壊等罪容疑で3度目の逮捕。暴力団山口組弘道会系組長や司法書士ら7人が逮捕となり、その中には離婚したはずの前妻もいた。 結局、最初の詐欺事件からの流れで、反社会勢力とのつながりも明らかになった。一方、民事裁判で被害者には「約4億円を支払え」という判決も出ているのだが、実際には支払っておらず、本来は差し押さえられていた不動産からの賃貸収入を懐に入れ続けていた。 羽賀の一風変わったところは、携帯電話の番号をずっと変えず、刑務所を出るたびに連絡すると、折り返し電話がかかってくること。そして「服役はしたけど、あれは間違いで自分は被害者」などと言い出す。 つい最近、知人の業界人が羽賀と食事をしたそうだが、その時にも「自分は被害者。芸能界で仕事を続けたい」と言い続けていたそうだ。 彼は梅宮アンナとの交際中から「誠意大将軍」を自称し、「誠意をもって」などと連呼しながらインタビューに答えた。梅宮と別れた後、恵比寿のタワーマンションの最上階に近い部屋を購入したが、その際に単独インタビューをした。「アンナと交際中に浮気をしたことを知っている」と切り出すと、「いくら大好きでも毎日ステーキばかりは食えない。たまにはお茶漬けが食べたい」と言い放っていた。借金だらけの羽賀がなぜ恵比寿のタワマンを買えたのか不思議だったが、「海外の銀行にデビュー時から毎月決まった額を預金していた」と説明した。 もちろん、口から出まかせ。後にウソだったことがわかった。 彼の中にちょっぴりでも本当のことがあるのか怪しいが、羽賀は不動産を多数持ち、毎月数百万円の賃貸収入があったという。その金がどこに流れていたのか、反社会勢力との関係はどこまで明らかになるだろうか。 ただ、ひとつだけ言えることがある。芸能界復帰だけはあり得ない。 (城下尊之/芸能ジャーナリスト)