【AFP=時事】スペインのペドロ・サンチェス首相は14日、イスラム組織ハマスとイスラエルの停戦は、パレスチナ自治区ガザ地区における「ジェノサイド(集団殺害)」の責任追及を犠牲にするものであってはならないと述べた。 穏健左派・社会労働党のサンチェス氏はスペインのラジオ局カデナ・セルのインタビューで、「平和は忘却や免責を意味してはならない」と述べた。 イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の法的責任を追及する可能性について問われると、サンチェス氏は「ガザで行われたジェノサイドの主犯は責任を問われなければならない。免責はあってはならない」と答えた。 イスラエルのガザ攻撃を欧州で特に声高に批判するスペインは9月、同国検察が国際刑事裁判所(ICC)と連携し、ガザにおける「重大な人権侵害」を捜査すると発表した。 ICCは、イスラエルのガザでの軍事作戦をめぐり、飢餓、殺人、迫害を含む戦争犯罪および人道に対する罪の疑いで同国のベンヤミン・ネタニヤフ首相とヨアブ・ガラント前国防相に逮捕状を出している。【翻訳編集】 AFPBB News