天然記念物ヤエヤマセマルハコガメ35匹を無許可で所持か 中国籍の26歳男を逮捕 沖縄・八重山署

国の天然記念物、ヤエヤマセマルハコガメ35匹を無許可で所持していたとして、八重山署は14日、中国籍で自称自営業の潘(パン)浩杰(ハオジエ)容疑者(26)を文化財保護法違反の疑いで逮捕した。認否を明らかにしていない。署は15日、同容疑で那覇地検石垣支部に送検した。 署によると、同容疑者は13日、竹富町の西表島で文化庁の許可を受けずにヤエヤマセマルハコガメ35匹を所持し、天然記念物の現状を変更した疑いがある。 住民から「不審なレンタカーがあり、中から異音がする」などと島内の駐在所に通報があり、署員が付近を捜索。レンタカーを見つけ、近くにいた同容疑者に事情を聴き、車内からカメが見つかったという。 ヤエヤマセマルハコガメは石垣島や西表島に生息する希少種で、海外では高値で取引されているとされる。

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