老人ホーム2人死亡 元職員の男「恨みはなかった」/埼玉県

15日、鶴ヶ島市の老人ホームで、入所者の女性2人が死亡した事件。このうち1人に対する殺人の疑いで逮捕された元職員の男は、2人の名前を挙げた上で「恨みはなかった」と話していることが、捜査関係者への取材で分かりました。 事件は15日未明、鶴ヶ島市若葉の「若葉ナーシングホーム」で小林登志子さん(89)と上井アキ子さん(89)が死亡したもので、小林さんを刃物で刺して殺害したとして元職員で熊谷市箱田の無職、木村斗哉容疑者(22)が殺人の疑いで逮捕、送検されました。 司法解剖の結果、小林さんは首を絞められたことによる窒息死でした。 警察によりますと、木村容疑者は容疑を認めていて、上井さんの殺害もほのめかす供述をしているということです。 捜査関係者によりますと、木村容疑者は、おととし5月から去年7月まで勤務していて、2人の名前を挙げたうえで「恨みはなかった」と話しているということです。 また、自宅から現場まで自転車で来て滞在時間は1時間ほどだったこともわかりました。 木村容疑者は「4桁の暗証番号を入力して、電子ロックを解除し建物内に入った」という趣旨の話をしているということです。 暗証番号は、木村容疑者が勤務していた当時と変わっていなかったとみられています。 また、ナイフを事前に購入したと話していて、警察は計画的に犯行に及んだとみて詳しく調べています。

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