手渡しで1500万円をだまし取る "著名社長"かたり「収益10億円」うたう投資話…マレーシア人の男・中国人の女を逮捕 総被害額は7000万円に

SNSで著名人をかたり投資話を持ちかけ、現金1500万円をだまし取ったとして、マレーシア人の男と中国人の女が詐欺などの容疑で逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、マレーシア国籍で住所不定の会社役員の男(33)です。 男は氏名不詳者らと共謀し、2025年2月22日から26日までの間、北海道空知管内に住む50代の女性に対し、著名企業の社長を名乗りインスタグラムでメッセージを送信。 その後、社長のアシスタントで国際証券会社の社員を名乗る人物から女性にLINE連絡がありました。 そして、「3000万円を追加すればトップ勝利クラスに参加できる」「総収益は10億円に達するかもしれません」などとうその投資話を持ちかけ、2月26日に女性の自宅で現金1500万円を手渡しでだまし取った疑いが持たれています。 男はマレーシア在住で、詐欺のために来日したとみられています。 また、札幌市豊平区に住む中国籍の会社役員の女(37)も、この男の犯行を助けたとして、詐欺ほう助の疑いで逮捕されました。 女は、日本語を話せない男の通訳を務めたうえ、さらに男を被害女性宅に送り届けて、男の犯行を手助けした疑いが持たれています。 被害女性は男に指定されたアプリをダウンロード。アプリ上で増えた資産を引き出そうとしたところ、手数料などを理由に引き出せなかったことから、2024年4月に警察に相談していました。 警察の調べに、男は「身に覚えがない」、女は「私は人をだましていません」などと、2人とも容疑を否認しています。 被害女性はこの事件以外にも同様の手口で3件の詐欺被害にあっていて、今回事件を含めた被害総額は約7000万円にのぼります。 警察は「著名人をかたったSNSメッセージによる投資勧誘を受けた場合は、すぐに警察に相談してほしい」と注意を呼びかけています。

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