「息子の代理」と偽り、広島県福山市内に住む女性から現金およそ100万円をだまし取ったとして再逮捕された海上自衛官の男が17日、送検されました。 詐欺の疑いで送検されたのは三次市三和町福田の海上自衛官・齋藤統太容疑者(27)です。 警察によりますと、何者かが、9月21日から23日までの間、複数回にわたって、福山市内に住む無職の女性に「現金を至急必要としているので、代わりに行くものに渡してもらいたい」と電話をかけました。その後、23日の正午過ぎに「息子の代理」と偽った齋藤容疑者が、女性から現金およそ100万円をだましとった疑いがもたれています。 警察の調べに対し、齋藤容疑者は、「電話をかけたわけでもないし、お金も受け取っていない」と容疑を否認しています。 齊藤容疑者は、9月25日にも福山市内の別の高齢女性から、200万円をだましとった疑いで逮捕されています。 警察では、齊藤容疑者が特殊詐欺グループの受け子とみて、余罪や関与するグループの全容解明を進める方針です。