香川県では2025年の特殊詐欺の被害総額が9億円近くに上り、既に2024年の1年間の被害総額を超えています。全体の8割を占めているのがオレオレ詐欺です。 香川県警によりますと、県内で2025年に入り、9月末までに認知された特殊詐欺の被害件数は265件と、2024年の同じ時期と比べ115件増えました。被害総額は、約3億6600万円増え、約8億9200万円となりました。2024年の1年間の被害件数、被害総額をいずれも上回っていて、2003年の統計開始以降、最も多くなっています。 中でも2025年に入って急増しているのが、「オレオレ詐欺」で被害額は約7億円と全体の8割を占めています。 「オレオレ詐欺」の手口の多くが警察官などをかたってLINEのビデオ通話に誘導し、「逮捕する」などと脅して金銭をだまし取るもので、警察は会ったことのない人から金の話が出たら詐欺を疑うなどして注意するよう呼びかけています。