ルーブル美術館の盗難、検察当局が容疑者を空港で拘束 仏紙報道

パリのルーブル美術館から宝飾品が盗まれた事件で、フランスの捜査当局は26日、容疑者を拘束したと発表した。仏紙ルモンドなどが報じた。 ルモンドによると、検察当局は、パリ郊外のシャルル・ドゴール空港で出国しようとしていた男1人を25日夜に拘束したと発表した。複数の仏メディアは、男2人が拘束されたが検察は逮捕者の数を明らかにしなかったと報じた。 AFP通信は情報筋の話として、シャルル・ドゴール空港で拘束された男はアルジェリア行きの飛行機に搭乗しようとしていたと伝えた。 ルーブル美術館の窃盗事件は19日に発生。仏文化省などによると、覆面姿の2人が美術館の2階の窓ガラスを割って侵入し、ティアラやイヤリングなど宝飾品9点を盗んだ。地元メディアは、犯人グループは少なくとも4人とみられると伝えていた。仏検察当局は地元メディアに被害総額は8800万ユーロ(約155億円)にのぼると明らかにした。(ブリュッセル=森岡みづほ)

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