9年ぶりドラマ出演「高畑裕太」 衝撃事件からの“知られざる空白期間”で培った演技力

表舞台から長らく遠ざかっていた俳優の高畑裕太(32)が、9年ぶりにドラマ出演することが公表された。9月11日に自身のXで「9年振りのドラマ、無事にクランクアップしました」報告。続けて共演者やスタッフへの感謝の言葉とともに「自分に出来る仕事は最大限出来たと思っています」との思いをつづった。 女優の高畑淳子の息子としても知られる高畑。かつてはバラエティーで親子共演し、2015年放送のNHK連続テレビ小説「まれ」で、主人公の幼なじみ役を好演するなどして知名度を上げた。将来を嘱望されていたが、16年にホテルで女性従業員に性的暴行を加えたとして、強姦致傷の疑いで逮捕。その後、被害者側と示談が成立し不起訴処分となったが、表舞台からは姿を消した。その衝撃的な事件から約9年が経過し、久々のドラマ出演となったが、本格的な俳優復帰となるのだろうか。 「高畑は自身の主宰で21年に『劇団ハイワイヤ』を旗揚げし、今年7月上演の新作公演では作・演出も務めています。家族介護をテーマにした内容で、高畑自身が介護従事者として働いた経験をもとにしたシリアスな内容です。開演初日には、『本当に心から誇れる作品ができたと思っています』とコメントを寄せ、この作品ができ上がったときに『今、自分は生きているんだ!』という実感を心から強く感じたと述べていました。すでに舞台人としては確かな手応えを得ているようです」(テレビ情報市誌の編集者) 舞台を中心に復活していた高畑だが、一方で、事件直後に母の淳子は謝罪会見で「育て方がいけなかった」と振り返り、息子の芸能界復帰については「してはいけないと思います」と否定していた。 事件後、高畑は遺品整理業者でアルバイトをしていると報じられたこともある。また、19年に「女性セブン」が、息子の復帰舞台に淳子の姿があったと報じるなか、裏方も含めて芸能界で働かせられないかとテレビ局関係者に掛け合うなど、淳子がこれまで息子の芸能界復帰に向けて陰で奔走してきたとも伝えられていた。 前述のように、7月の舞台は高畑が介護従事者として働いた経験をもとにした作品だが、高畑自身は「実はついこの間まで世田谷区の介護施設でヘルパーとして約3年間勤務しておりました」と22年にインスタグラムで告白している。休職した理由としては、精力的に俳優活動に取り組みたいことや、主宰する劇団の運営を見直し、企画考案のための時間を設けたいとの考えがあったという。さらに、介護職は前職の遺品整理職の上司から紹介されたことも明かし「お陰で介護が大好きになりました」としつつ、「今は役者として売れる事、ハイワイヤで面白い作品を創作していく事を主な目標として生きております」「人生、頑張るぞ!」と意気込みをつづっていた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加