ブラジル・リオで麻薬組織掃討作戦、過去最悪の64人死亡

[リオデジャネイロ 28日 ロイター] – ブラジル南東部リオデジャネイロで28日、警察が主要犯罪組織を標的にした大規模な掃討作戦を実施し、銃撃戦で警官4人を含む少なくとも64人が死亡した。リオで国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)関連の国際イベントを数日後に控える中、警察と犯罪組織の衝突としては過去最悪の死者が出る事態になった。 リオデジャネイロ州のクラウディオ・カストロ知事によると、掃討作戦に合計2500人の治安要員を投入。州政府によると今回の掃討作戦は麻薬組織「コマンド・ベルメリョ」を標的としたものとしては過去最大の規模で、250件の逮捕・捜索令状の執行を目標として実施された。 カストロ州知事は「麻薬テロとの闘いに断固として臨む」とソーシャルメディアに投稿。これまでに81人を拘束したとしている。 銃撃戦の影響で多くの学校や医療施設の運営が混乱したほか、交通渋滞が発生するなどした。

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