受刑者は正規の手続き踏まず伝言伝える 元刑務官が受刑者からカネを受け取り便宜図る 山形刑務所に家宅捜索(山形)

29日、午後8時35分。山形刑務所に山形県警が家宅捜索に入りました。 理由は、刑務官と受刑者の贈収賄事件です。 受刑者は刑務所での生活での便宜を求め、刑務官は現金を受け取っていました。 収賄の疑いで逮捕されたのは、2023年まで山形刑務所で刑務官をしていて現在は自営業の29歳の男です。 警察によりますと男は山形刑務所の刑務官だった2022年11月、受刑者の男に対し便宜をはかった見返りに現金10万円を受け取った疑いがもたれています。 警察は、この刑務官の逮捕に合わせ、現金を渡した贈賄の疑いで受刑者の33歳の男と当時受刑者だった32歳の男を逮捕しています。 男らが刑務官に求めていたのは受刑者の33歳の男に対する便宜のみでした。 刑務官だった男は33歳の受刑者からの伝言を別の人物に伝えるなどしていたということです。 伝言は手紙や面会といった正規の手続きを取らずに行われていました。 警察は3人の認否について明らかにしていません。 警察は、現金を渡した贈賄の行為に関わったとして、共同正犯として受刑者の33歳の男と当時受刑者だった32歳の男を逮捕しています。 警察は男らがどのような方法で金のやりとりをしたのかや、このほかに贈賄に関わった人物がいないかなども含め、調べを進めています。

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