実弾を発射できるおもちゃの拳銃を所持したとして、警視庁薬物銃器対策課は30日までに、銃刀法違反容疑で、無職江原修容疑者(60)=千葉県袖ケ浦市下泉=を逮捕した。 容疑を認めている。 同課によると、同様のおもちゃの拳銃に関し、警視庁はこれまで同法違反容疑で約100件書類送検してきたが、逮捕は初めてという。 逮捕容疑は4月22日、自宅で金属製の弾を発射できる中国製のおもちゃの拳銃2丁を所持した疑い。 同課の捜査員が昨年5月、サイバーパトロールで江原容疑者がインターネットオークションサイトにおもちゃの拳銃を出品しているのを発見。今年4月に家宅捜索した際に、おもちゃの拳銃約30丁が見つかった。うち押収した4丁を鑑定したところ、2丁は構造が本物の拳銃と同じで、実弾が発射可能だったという。