アパートの空き部屋に特殊詐欺の被害金を送らせる手口で、現金をだまし取ったとして、暴力団幹部の男らが逮捕されました。 警視庁によりますと、住吉会系暴力団幹部の山下正博容疑者ら2人は去年、仲間と共謀して、静岡県に住む男性に、「あなたの携帯電話が原因でウイルス感染が生じ、保険料を支払う必要がある」などとウソの電話をかけ、現金300万円をだましとった疑いがもたれています。 山下容疑者らは、アパートの空き部屋に内見の予約をさせて、部屋の住人を装った受け取り役が、特殊詐欺の被害金が入った荷物を「置き配」で受け取っていたとみられています。 警視庁は、山下容疑者らの認否を明らかにしていません。