名古屋市教育委員会は10月31日、女子児童の盗撮画像を交流サイト(SNS)のグループチャットで共有したなどとして性的姿態撮影処罰法違反罪などで逮捕、起訴された市立小の主幹教諭、森山勇二被告(42)を懲戒免職にした。 森山被告はグループの開設者とされ、6月24日に愛知県警に逮捕された。市教委は10月、保釈中の森山被告への聞き取りを2回実施。盗撮行為を認めた上で、「児童に一生分の傷を負わせた。謝罪するだけでは済まないことをした。本当に申し訳ありませんでした」と話したという。 市教委によると、森山被告には逮捕後も、起訴される7月15日まで給与は満額支払われていた。起訴翌日からは起訴休職扱いとなったが、条例に基づき給与の6割を支給。逮捕後に支払われた給与は計約134万円に上るが、市教委は「地方公務員法上の決まりで返還を求めることはできない」としている。一方、退職手当は支給しない。【式守克史】