松島みどり議員「時効撤廃してよかった」 名古屋市女性殺害事件26年後に犯人逮捕 撤廃なければ時効25年

自民党の松島みどり議員が2日、Xを更新。時効撤廃により、名古屋市の女性殺害事件の犯人が逮捕されたことに「時効を撤廃してよかった」との思いをつづった。 松島議員は「26年前、名古屋市で起きた女性殺害事件の容疑者が31日逮捕された報道を見て、『殺人事件の時効を撤廃してよかった』と、つくづく思いました」と切り出し「この事件が起きた当時の殺人の時効は25年で、もし、それが今でも続いていたら、すでに捜査は終了していたのですから」とつづった。 「私は、若手議員だった2000年代半ば、犯罪被害者政策に取り組みました」と振り返り、多くの犯罪被害者や、その遺族が、時効のせいで捜査が終了することに悲痛な声を上げていたことから「その通りだと思い、法律改正に向けて動きました。それが、犯罪の種類によって時効を延ばし、殺人罪と強盗致死罪については、時効を撤廃する刑法改正(2010年)につながりました」と説明した。 今回の殺人事件の遺族となった夫が、殺害現場となったマンションを26年、借り続けていたことにも「事件解決への執念に近い思いが結実したのだと、心を打たれました」とも投稿。「犯人逮捕後の一報を警察から受け取った時、『これでもうチラシ配りをしなくて済むと安堵した』という言葉が印象的でした。その後、犯人が、高校時代に自分に思いを寄せていた同級生、テニス部仲間と知り、がく然とされるわけですが」と結んだ。

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