大阪府堺市で資産家の男性が住むマンションの部屋の扉をバールでこじ開け侵入しようとした疑いで男ら3人が逮捕された事件で、指示役とみられる男が新たに逮捕されました。 住居侵入未遂と建造物損壊の疑いで逮捕されたのは、自称・塗装工の上田達也容疑者（24）です。 上田容疑者はことし6月、堺市のマンションで資産家の70代の男性の部屋の玄関扉をバールのようなものでこじ開け、侵入しようとした疑いがもたれています。 事件をめぐっては、先月、現場にいた「実行役」とみられる男ら3人がすでに逮捕されていて、3人は男性の部屋に多額の現金が入った金庫があることを知っていたとみられています。 その後の捜査で、ＳＮＳで闇バイトとしてこうした「実行役」を募る「指示役」として上田容疑者が浮上したということです。 調べに対し、上田容疑者は「全く理解できません」と容疑を否認していますが、警察は匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」の犯行とみて、さらなる「指示役」がいるとみて捜査しています。