地下鉄駅前で「財布落とした。お金貸して」 返済意思ないのに8万5千円だまし取った疑いで男逮捕〈仙台〉

仙台市の路上で通行人に声をかけ「財布を落としました。お金貸してもらえますか」などとうそをついて現金をだまし取ったとして、警察は3日、18歳の解体工の男が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、仙台市泉区に住む解体工の男(18)です。警察によりますと、男は今年8月6日から10月31日にかけて、仙台市営地下鉄泉中央駅近くのデッキや商業施設前の路上などで「財布をなくしました。お金貸してもらえますか」「財布を落としました。太白区の自宅までタクシーで帰りたいのでお金を貸してください」などと返済する意思がないのに通行人にうそをつき、10代から20代の男女5人から現金8万5000円をだまし取った疑いが持たれています。 男はお金を受け取る際に架空の名前や電話番号を伝え「必ず返します」と約束していて、事件は被害者から「電話がつながらない」との相談が警察に寄せられたことをきっかけに発覚しました。 警察の調べに対し、男は「生活費がなかったので人をだまして何回かお金を受けとったのは間違いない」と容疑を認めています。 男は先月13日にも10代男性に対する傷害と恐喝の疑いで逮捕されていました。また、この事件を捜査する泉警察署には去年8月から同様の相談が30件以上寄せられていて、警察は男に余罪があるとみて調べています。

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