ガーディアンズ2投手が不正賭博で起訴 意図的にボール球投げ見返りで金銭受領か 米報道

ガーディアンズのエマニュエル・クラセ(27)、ルイス・オルティス(26)両投手が不正に野球賭博に関与したとして、詐欺、共謀、贈収賄の罪で起訴された。米スポーツ専門局「ESPN」など複数の米メディアが9日(日本時間10)に報じた。オルティスは逮捕され、クラセは現段階では拘留されていないという。 起訴状によると、クラセは2023年5月から賭博師と共謀し、意図的にボール球を投げ、見返りとして金銭を受領。オルティスも今年6月にこの計画に加わったとしている。賭博師は両投手の投球に賭け、少なくとも45万ドル(約7000万円)を手にしていたという。 両投手をめぐっては、メジャーリーグ機構(MLB)が今年7月末にスポーツ賭博調査の一環として、非懲戒処分の有給休職としている。 オルティスの弁護側は「不正に試合に影響を与えたことは一度もない」と容疑を否定している。 両投手ともドミニカ共和国出身で、クラセは19年にレンジャーズでメジャーデビュー。ガーディアンズに移籍後、21年から昨季まで4年連続70試合以上に登板するなど、ブルペンを支え、22~24年は3年連続で最多セーブのタイトルを獲得。22、24年の2度、最優秀救援投手を受賞するなどメジャー屈指の抑え投手として活躍していた。メジャー通算は366試合で21勝26敗、182セーブ、防御率1・88。 オルティスは22年にパイレーツでメジャーデビューし、今季からトレードでガーディアンズに加入。ガ軍では今季先発で16試合に登板し、4勝9敗、防御率4・36だった。

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