殺人をなぜ防げなかったのか 川崎ストーカー事件の遺族が語る経緯と専門家の視点

今年4月30日、神奈川県川崎市の民家の床下から白骨化した岡崎彩咲陽(あさひ)さん(当時20)の遺体が発見された。その後、同民家に住む白井秀征被告(28)が逮捕され、死体遺棄、死体損壊、ストーカー規制法違反、殺人の罪で起訴された。この事件では彩咲陽さんと父親が、ストーカー被害と生命の危険を約半年間、近隣の警察に訴えていたが、警察は適切に動かず、彩咲陽さんの死という最悪の事態に至った。9月、神奈川県警は捜査の不適切な対応によって重大な被害が出たことについて、計55ページの検証報告書を発表した。彩咲陽さんはどのようなストーカー被害に遭っていたのか。また、ストーカー行為はなぜ起こるのか。父親の岡崎鉄也さん(51)に事件の経緯、専門家にストーカー対策やその心理を尋ねた。(文・写真:ライター・磯部涼/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部)

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