紀藤弁護士 告訴から約5カ月…立花容疑者逮捕は「兵庫県警も昨日がラストチャンス」政局への影響考慮

弁護士・紀藤正樹氏がカンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」にリモートで生出演し、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者(58)が名誉毀損(きそん)の疑いで兵庫県警に逮捕されたことについて見解を語った。 立花容疑者は今年1月に亡くなった竹内英明元兵庫県議に対し、生前、死亡後も街頭演説などで名誉を傷つけた疑いが持たれている。竹内さんは中傷を受けうつ状態になり、今年1月に死亡した。竹内さんは同県の斎藤元彦知事のパワハラ問題などを調査していた百条委員会で、委員長を務めていた。 今回、竹内さんの妻が今年6月に告訴後、約5カ月後の逮捕となったタイミングについて、紀藤弁護士は「今年、参院選挙の後に衆院選挙が続いたとあって、政局に影響を与えない逮捕というのが難しかった」と分析。立花容疑者は、田久保真紀前市長の失職に伴う伊東市長選への出馬意思を表明していたこともあり、「高市政権も安定して、今日から伊東市長の選挙の記者会見を予定していたということもあって、昨日がタイミング的には一番政局に与えない逮捕。兵庫県警も昨日がラストチャンスだと思って逮捕に至った」と説明した。 そして「受理する段階で一定程度、起訴するかしないかは、警察はある程度把握している。その上で証拠をにらんで、受理を6月にしたということになる」と解説。「7月に参院選挙がありましたので、そこから先の話としての議論だと思う」と語った。

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