大麻リキッド、タイからの密輸グループ8人を摘発 中四国厚生局麻薬取締部

大麻リキッドをタイから密輸しようとしたとして、中国四国厚生局麻薬取締部は11日、宮崎県高鍋町、無職の男(40)ら密輸グループのメンバー計8人を同日までに麻薬取締法違反(営利目的輸入)などの疑いで摘発したと明らかにした。 麻薬取締部などによると、大阪税関大阪外郵出張所の職員が昨年8月13日、国際スピード郵便のX線検査で乾麺の調味料に偽装した大麻を発見。麻薬取締部は、神戸税関広島税関支署と共同で大麻を抜き取った荷物を配送する「コントロール・デリバリー」(泳がせ捜査)をした。 麻薬取締部は容疑者について5月、複数人と共謀して営利目的でタイ国籍の30代男=同罪で起訴=にタイから大麻リキッド64・28グラム(末端価格77万円相当)を隠した国際スピード郵便を発送させて密輸しようとしたとして同法違反(営利目的輸入)容疑で逮捕。さらに今月11日、広島市内の30代男性に大麻と認識して荷物を受け取らせたとして麻薬特例法違反(規制薬物としての所持)容疑で再逮捕した。 一連の事件での摘発は計8人に上り、麻薬取締部は容疑者が密輸グループのリクルーター役で、交流サイト(SNS)で大麻の受取役や転送役などを募っていたとみている。

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