ソウルで10月にも日本人の交通事故 乳児が重体 現地報道

韓国メディアは12日、10月にソウル市内で20代の日本人夫婦と生後9カ月の乳児が乗車したタクシーが事故に遭っていたと報じた。乳児は重体だという。 韓国では、今月もソウルで日本人観光客の親子がはねられ、50代の母親が死亡する事故が発生している。 報道によると、10月21日夕方、ソウル市竜山区で70代男性が運転するタクシーが中央線を越え、対向車に衝突した。夫婦は骨折するなどの重傷を負い、乳児は意識がないまま病院に運ばれた。 警察は、男性がアクセルとブレーキを踏み間違えたとして、交通事故処理特例法違反の容疑で調べている。男性からアルコールは検出されなかった。 ソウルでは今月2日、東大門駅付近の横断歩道を歩いていた日本人観光客の50代と30代の母娘がはねられ、母親が死亡した。娘は顔や足に傷を負った。 運転手の30代男性からは、免許取り消しの基準値を超えるアルコールが検出され、警察は危険運転致死傷などの容疑で逮捕した。 事故について、韓国では「『親孝行観光』での悲劇」などと大きく報道。飲酒運転の多さや、罰則が日本よりも軽いことを問題視するメディアもあった。【ソウル日下部元美】

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