フィリピンを拠点にした犯罪グループ「JPドラゴン」メンバー4度目の逮捕 「ほとんどが80代以上」 ニセ電話詐欺に使用か 住所録20万人分を警察が押収

フィリピンを拠点にした犯罪グループ「JPドラゴン」のメンバーが、4度目の逮捕です。 福岡県警はニセ電話詐欺に使ったとみられる住所録などを公開しました。 詐欺などの疑いで再逮捕されたのはフィリピンを拠点にした犯罪グループ「JPドラゴン」のメンバー三本竹朗容疑者ら6人です。 6人は2022年12月、別の人物らと共謀して警察官になりすまし、岐阜市内に住む女性にうその電話をかけ、現金150万円をだまし取ったなどの疑いが持たれています。 警察が公開したニセ電話詐欺に使われたとみられる住所録には、名前や電話番号、生まれた年が書かれています。 押収した住所録は4600枚、およそ20万人分にのぼり、ほとんどが80代以上の高齢者です。 中には、住んでいる人数や使っている金融機関のメモも残されていました。 また、メンバーの数人は「ピンクハウス」と呼ばれる拠点で生活し、朝から夕方までうその電話をかけたり、受け子に指示を出したりしていたということです。 警察は押収したスマートフォンやパソコンのデータを解析し、事件の全容解明を進める方針です。

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