自転車を酒気帯び状態で運転した罪に問われた男に対し、仙台地方裁判所は13日、「拘禁4カ月」の実刑判決を言い渡した。 改正法のもとで「自転車の酒気帯び」が公判に付され、実刑が科されるのは宮城県内で初めて。 起訴状によると、男は9月1日午前11時過ぎ、亘理町の県道を酒気を帯びた状態で自転車で走行。呼気からは基準値を上回るアルコールが検出され、現行犯逮捕された。男は警察の調べに対し容疑を認めていた。 2024年11月の道路交通法改正により、車と同様、自転車でも「酒酔い」だけでなく「酒気帯び」も罰則の対象となった。具体的には、呼気1リットルあたり0.15ミリグラム以上のアルコールが検出されると、例え自転車でも処罰されることになる。 今回のケースは改正法にもとづく「県内初の逮捕」「県内初の起訴」となっただけでなく、裁判所が実刑を選択した異例の判決となった。