<FIGHT CLUB(ファイトクラブ)2>◇5日◇東京都内 格闘家YA-MAN(28=TARGET SHIBUYA)プロデュースの「ファイトクラブ2」は、メインイベント(-65キロ契約3分3R)で、1Rにダウンを奪われたYURA(ゆうら、21=ダイアタイガージム)が、逆転3RTKO勝利で木村“ケルベロス”颯太(23=心将塾)を下し幕を閉じた。 今大会はもともとYA-MAN-木村“フィリップ”ミノル戦がメインイベントだったが、ミノル容疑者が大麻取締法違反の疑いで逮捕されていたことが3日に判明。対戦は中止となった。YA-MANは大会終了後の総括でミノル容疑者が逮捕された時のことを振り返り、一報を受けて「やってらんない」とばかりにラーメンを食べに行き、さらに「(状況が)よく分かってなかったんで、渋谷のコンカフェに行って30分ぐらい楽しんで。家に帰ったらふとわれに返って『やべえな』って吐きました」と告白。ラーメン&コンカフェでの現実逃避から、続けて嘔吐(おうと)までしたことを説明した。 それでもメインで激しい戦いをみせたYURAとケルベロスら出場選手たちの頑張りに大会が救われたと感謝。「今大会で一番評価したい部分は?」という質問に「ケルベロスがKOしに行ったところ」と話し、普段は辛辣(しんらつ)な言葉を投げかけることの多いケルベロスを評価した。 YA-MANは「(ケルベロスが)もっと勝ちに徹した戦いをすれば、また違った結果にもなったんじゃないかなと思いますけど、KOを取りにいったからああいう結果になった。ケルベロスの評価が落ちることはないと思いますし、単純にYURAが強かった」と、TKO負けしたものの最後まで相手を倒しにいったケルベロスをたたえていた。