機内で「肉切り包丁」見つかる、当局が経緯を調査 米ポートランド空港

(CNN) 米運輸保安庁(TSA)は、米オレゴン州ポートランドの空港で、乗客が機内に「肉切り包丁」を持ち込んだ経緯について調査している。 TSAは声明で、ポートランド国際空港で13日、乗客が機内持ち込みの手荷物の中に肉切り包丁を入れたまま保安検査場を通過したことを把握していると明らかにした。極めて重大な事案として受け止めているという。 厚い肉や骨、硬い野菜を切る際に使われるこの刃物は、乗客がポートランド発ソルトレークシティー行きのデルタ航空機に搭乗した後になって見つかった。 空港によれば、デルタ航空の職員が「危険物」としてTSAに報告し、TSAが警察に通報した。逮捕者は出ておらず、その後の対応はTSAとデルタ航空が引き継いだという。 乗客がなぜ包丁を持っていたのかは不明。 TSAは今回の事案の状況の究明に取り組んでおり、保安検査員への追加訓練を含む是正措置を講じるとしている。 全乗客はいったん機内から降ろされ、再検査を受けたのち、改めて出発した。 デルタ航空は声明で「お客様にご不便をおかけしたことをおわびする。保安上の問題の可能性があったため、降機と再検査を行った」と説明した。 この便はソルトレークシティーに約2時間半遅れて到着した。

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