ロシアのガス管破壊、男移送へ イタリアで拘束、近くドイツに

【ローマ共同】ロシア産天然ガスをドイツに送る海底パイプライン「ノルドストリーム」が2022年に破壊された事件で、イタリアの最高裁は、ドイツ当局が出した逮捕状に基づき拘束されたウクライナ国籍の男の引き渡しを認めた。男の弁護人が19日明らかにした。近くドイツに移送される見通し。ANSA通信などが報じた。 事件は22年9月に発生し、デンマークとスウェーデンの海域にある「ノルドストリーム」と「ノルドストリーム2」で爆発があった。イタリア当局は今年8月に事件の調整役を務めたとされる男を逮捕。その後、最高裁は手続きの不備を理由にドイツへの引き渡しを差し止めたが、下級審が再び移送を認めていた。

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