東大病院医師の贈収賄事件 「奨学寄付金」を私的流用か

医療機器の選定を巡る東大病院の贈収賄事件で、逮捕された医師の男が受け取った金で私的なパソコンなどを購入していたことが分かりました。 松原全宏容疑者(53)は2021年以降、2回にわたり医療機器メーカーに便宜を図った見返りとして、現金およそ70万円を受け取った疑いが持たれています。 その後の捜査関係者への取材で、松原容疑者は研究のための「奨学寄附金」として金を受け取っていましたが、その金で私的なパソコンや親族に贈るタブレットなどを購入していたことが分かりました。 松原容疑者は今回のメーカーを含む5社からおととし1月までのおよそ6年間で合わせて300万円ほどの寄付金を受け取っていて、警視庁が関連を調べています。

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