仙台市青葉区国分町のガールズバーで、泥酔した客のキャッシュカードが不正に利用され、５０万円が引き出される事件があり、店の従業員など４人が逮捕されました。 この店をめぐっては、客から「ぼったくりに遭った」といった相談が、複数寄せられていることもわかりました。 青葉区国分町２丁目のガールズバー、「Ｑｕｅｅｎ」を営業する野地聖太容疑者（２５）。従業員の佐竹彩奈容疑者（２３）。さらに、１９歳の従業員の女と、１９歳の客引きの男が、１１月２１日朝、送検されました。 ４人は１０月７日未明、泥酔した男性客のキャッシュカードを不正に使い、店の近くのコンビニＡＴＭから、５０万円を複数回に分けて引き出した疑いがもたれています。 警察は４人の認否を明らかにしていません。 路上で踊る男性。店のものとみられるＳＮＳに投稿された野地容疑者とみられる人物です。 この店をめぐっては今年４月以降、いわゆる「ぼったくり」に関する相談が複数寄せられていることが新たにわかりました。 以前、店で高額な請求を受けたという男性に話を聞くことができました。 店を利用したことのある４０代男性 「翌日の朝、カードの明細を見た時に、ちょっと真っ青になりました」 男性は１０月８日、１人で初めてこの店を訪れたと話します。来店前から泥酔しており店での記憶はないそうですが、クレジットカードの利用履歴には２７万円以上の請求があり、さらに身に覚えのない支払いも残っていたといいます。 店を利用したことのある４０代男性 「カードの限度額までぴったりやられていて、これも悪質だなと。『払えるだけの金額がお支払い料金です』ってそんな話あるわけないじゃないですか。本当にぴったり、カードの契約の限度額ぴったり請求されてるので」 カードの履歴から店にいた時間はおよそ２０分。 翌朝、近くのカプセルホテルで目を覚まし、財布からは現金およそ２万円がなくなっていたことも分かり、警察に相談しました。 店を利用したことのある４０代男性（Ｑ.店に言いたいこと） 「もうふざけんなよっていうふうな話。本当にもう怒りですよね。町に紛れてるけれども、やってることは本当に凶悪な犯罪なんだぞっていうことですよね」 警察は「店ぐるみの関与」も視野に入れ、余罪についても捜査を進めています。