官製談合容疑で逮捕の市長が辞職願提出へ…「一身上の都合で12月1日に辞職したい」市が明らかに【高知・土佐清水市】

市発注工事の最低制限価格を漏らした疑いで逮捕されている、高知県・土佐清水市長の程岡庸容疑者が、28日付で辞職願いを提出する方針であることが分かりました。「一身上の都合で12月1日に辞職したい」という内容だということです。 土佐清水市によりますと、11月28日付けで、一身上の都合により、市長を12月1日に辞職したい旨の辞職願が、市議会議長へ提出されることになったということです。 土佐清水市長の程岡庸容疑者(66)、土佐清水市議会議員の永野裕夫容疑者(67)、四万十市の会社役員榮勇男容疑者(84)、四万十市の会社役員小野和幸容疑者(66)の4人は、2025年5月28日に土佐清水市が行った「宿泊型多文化共生コミュニティ施設改修工事(電気設備)」の指名競争入札で、程岡容疑者が入札の最低制限価格を市議の永野容疑者に教え、その後、小野容疑者の会社に最低制限価格に近い金額で入札、落札させた疑いが持たれています。 程岡容疑者は何らかの方法で最低制限価格を永野容疑者に漏らし、永野容疑者が榮容疑者に、榮容疑者が小野容疑者に伝えたと見られます。 その後、小野容疑者が代表を務める井上電工が5913万円で落札していました。 入札の予定価格は6427万円で、最低制限価格は5912万円でした。井上電工を含む4社が参加しほかの3社は6000万円台や最低制限を下回る価格でした。(いずれも税抜き) 県警は4人認否について明らかにしていませんが、贈収賄も視野に捜査しています。

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