2024年、東京や埼玉で相次いだ強盗傷害事件で逮捕・起訴された25歳の男が、札幌での詐欺事件でも、7日午前、逮捕されていたことが捜査関係者への取材でわかりました。 住所不定の会社員、森田梨公哉被告(25)は2024年9月と10月、東京・国分寺市と埼玉県所沢市の住宅に押し入り、住人を粘着テープで縛るなどの暴行を加えたうえ、現金を奪った強盗傷害などの罪に問われています。 北海道警は、2024年10月に札幌市南区の70代の女性が息子を装った男から現金300万円をだまし取られた事件を捜査していたところ、現金の受け渡しが行われた現場近くの防犯カメラに、森田被告が写っていたことがわかり、7日午前、詐欺の疑いで森田被告を逮捕しました。 森田被告は、SNSで「闇バイト」に応募して、女性から現金をだまし取った「受け子」とみられています。 森田被告は当時、所沢市の事件に関わったとして全国に指名手配されていて、所沢市の現場から逃走したあと、北海道に滞在して詐欺の犯行に及んだうえ、さらに新潟でも詐欺事件を起こしたとみられています。