「自分は絶対だまされないと思っていた」特殊詐欺の手口とは? くふうハヤテ高橋選手が“ニセ警察官”の恐怖語る=静岡市

静岡県内では2025年、特殊詐欺の被害が大幅に増加していますが、その魔の手はプロ野球選手にまで及んでいます。国際電話を使いニセの警察官が登場する巧妙なだましの手口とは。 11月25日、静岡市で国際電話を使った特殊詐欺を防ぐイベントに参加していたのは「くふうハヤテ」の高橋駿選手。地元・静岡市出身で初代キャプテンとしてチームを引っ張る存在でしたが、今季限りでの引退を決めました。そんな高橋選手を突然、特殊詐欺グループが襲ってきたのです。 <くふうハヤテ 高橋駿選手> 「完全に自分は絶対だまされないだろうと思っていたので、まさか自分が簡単にひっかかると思っていなかったので」 プラスで始まる番号の国際詐欺電話が高橋選手にかかってきたのは2025年9月初旬でした。 <くふうハヤテ 高橋駿選手> 「兵庫県警を名乗る女性から電話が来て、高橋駿さんの携帯電話でお間違いないですか、と」 名乗っていないのに相手からフルネームを呼ばれ、高橋選手は警察からの電話だと信じてしまいました。 <くふうハヤテ 高橋駿選手> 「川口資金洗浄事件という事件があったんだけど、主犯の男が逮捕されて家宅捜索をしたところ300枚ほどのキャッシュカードが見つかって、その中の一枚に高橋駿さん名義のキャッシュカードが押収されましたと」 ニセ警察官は高橋選手がキャッシュカードを30万円で売った疑いがあると話し、こんな要求をしてきたそうです。 <くふうハヤテ 高橋駿選手> 「キャッシュカード、運転免許証、クレジットカードを画面越しに見せろといわれ、全部見せてしまって」 漠然とした不安からいわれるがままになってしまった高橋選手。詐欺と気づいたきっかけは最初に出てきた「川口資金洗浄事件」という事件の名前でした。 <くふうハヤテ 高橋駿選手> 「ずっと不安なまま、何かおかしいなと思って川口資金洗浄事件をネットで検索したら『これは詐欺です』と注意喚起しているサイトがあって、気付いた」

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