加熱不十分の牛レバー販売 回収と販売禁止を命令 大分県が食肉加工会社を行政処分

国の基準を満たす加熱をせずに牛レバーを販売した疑いで大分県中津市の食肉加工会社の社長らが逮捕された事件で、県は商品から大腸菌群が検出されたとして会社に対し、回収と販売禁止を命令する行政処分を出しました。 処分を受けたのは、中津市にある「Meフードシステム」です。この会社については、国の基準を満たす加熱処理をせずに牛レバーを販売したとして、食品衛生法違反の疑いで社長の桝田治基容疑者ら2人が11月に逮捕されました。 県によりますと11月26日、定期検査で4種類の商品を回収。成分を調べた結果、豚レバーハムと鶏砂肝ハムから食品衛生法上、混入してはならない大腸菌群が検出されました。 これを受けて県は4日付けでこの会社に対し、回収と販売禁止の命令を出しました。鶏砂肝ハムは出荷前ですが、豚レバーハムについては飲食店やネット販売などで流通している可能性があるということです。 この会社には去年6月と今年7月にも同様の問題で県から行政処分が出されていて、今回で3回目です。 処分についてMeフードシステムは「今の時点ではコメントできない」としています。

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