27日、香港の高層マンションで発生した大規模な火災で、これまでに44人が死亡しました。 香港北部の高層マンションで、26日に発生した大規模火災で、香港の消防当局はこれまでに少なくとも44人が死亡62人がケガをしたと明らかにしました。また、200人以上と連絡が取れなくなっています。 現場は8棟の高層マンションが集まっていて、隣接する7棟に延焼し、27日朝の時点で4棟の火は消し止められましたが、残りの3棟では現在も消火活動が続けられています。 火災の原因について香港メディアによりますと、マンションの修繕工事のために外壁に設置されていた竹でつくられた足場から出火したとみられています。 また、外壁を覆っていた保護ネットなどが、防火基準を満たしていなかった疑いがあり、香港当局は27日朝、工事業者の取締役ら3人を過失致死の疑いで逮捕したと発表しました。 さらに、エレベーターホールの窓が可燃性の高い発泡スチロールで覆われていたため、火が急速に燃え広がった可能性があるということです。 消防は消火活動を続けるとともに、建物内の捜索範囲を広げています。